風と共に干からびる
更新状況とか日記
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続 僕と自転車
今日のバイト中、売り場に小さな女の子が一人で立っていました。

最初は遊んでいるのかと思いましたが、随分長い時間ポツンと一人で立っているので、少し心配になってきます。
そこで山本さん(社員のおっさん)に話をしてみました。



僕「山本さん、あの子ずっと一人であそこにいますよね。もしかし迷子だったりして……?」



山本さん「まったくKoji君たら……かわいい子を見るとすぐそれですか(ニヤリ)




なにを言い出すのかこのおっさんは。

女の子はどうみても5歳くらい。恐らく僕よりも山本さん(48歳独身)守備範囲のはずです。

僕はやはりあと3年くらいは、いやでもあの子結構将来は磨けば光るかもしれ(略)



僕「そんなことより山本さん、一人でほおって置いたらかわいそうですよ。迷子だったらサービスカウンター(迷子預かり所みたいなところ)に連れて行ってあげましょうよ」

山本「えー いやですよそんなの。KojiKoji君行ってくださいよ、おねがいしますよぉ」



まったく……面倒くさいことは全て僕に押し付けるオヤジです。


修理のお客さんが来ても


「パンク?パンクなんて今日中に直りませんよ!明日になりますから!明日になりますから!


と言って、僕に押し付け、女子高校生が来ると

「まったく~二人乗りなんてしちゃ駄目じゃな~い。今回だけは無料で直してあげますからね、もう

とのたまう真性ロリコンです。

なんだかこの人のそばにいたら、僕も将来こうなりそうで怖くて眠れません。



まぁともかく女の子のそばに近寄る僕。

我が家には三歳になる甥っ子がいます。
だから僕は、自慢じゃありませんが子供の扱いにはなれています。

甥っ子とは時々お菓子の奪い合いをすることがありますが、そこは大人のパワーで奪い取り、隠れて僕一人で食べるくらい仲が良いのです。

そのせいか最近、甥っ子は家族の中で僕のことだけ呼び捨てで呼ぶようになりました。



そんな僕にかかれば迷子などお手の物。

子供と接する上で大事なのは第一印象。なめられてはそこで試合終了です。

慎重に慎重に言葉を選びます。

けっしてきみ、名前は?何してんの?住所はあるの?

などと聞いてはいけません。



僕「あ~……もしもし、おじょうちゃん、もしかして迷子かなぁ?



その瞬間、ビクッと震える女の子。

僕をみる瞳には明らかに恐怖と警戒の色が写っています。



しまった!しくじった!



女の子は黙ったままおびえたように僕を見ています。

やっぱり最初は自己紹介から行ったほうが良かったのか!?

「僕の名前はKojiKojiだっぴょーん!」とかのほうが良かったのか!?



しどろもどろしていると、女の子の顔が見る見る赤くなっていきます。

まずい!泣きそうだ!



このくらいの子は一度泣いたらしばらくは泣き止みません。

それだけはまずい!


泣きじゃくる幼女、そしてその子に一人で話しかけているあやしいオヤジ顔の男。


公園でギター弾いてたら警察に職務質問されたことがあるくらいの僕だ。

変質者だと思われて通報される可能性すらあります。



女の子の警戒を解くために必死に話しかけます。


「君は今いくつだい?」

「お母さんとお父さんはどこにいるのかな?」

「一人でここに来たの?」



しかし、話しかければ話しかけるほど脅えて行く女の子。



顔を真っ赤にして下を向きながらじっと耐えています。

まずい、まずいぞ。まったくの逆効果だ。

警戒心を解きほぐすつもりが、地雷を踏みまくってしまったようです。



もうあと何か一つ変なことを言ったら大声で泣いてしまうかもしれない。

残りHPわずかでメガンテを唱えようとしてる爆弾岩のような物です

次しくじったら僕は終わりだ





こんな時どうすればいいのか、必死で考えます。どうしようどうしようそうしよう。



そういえば、姉が甥っ子をなだめる時はどうしていたっけな。

確か夜中なかなか寝付かない時に……。



キュピーん!



ひらめいた!


これ以外に方法は……いや、これしかない!



ゴホゴホと咳払いをして喉を整えます。



泣きそうな子をなだめる最終手段。それは歌だ!



ある日、甥っ子が泣きそうな時がありました。何をしても機嫌を直さない甥っ子に、姉は歌を聞かせてあげます。
最初は泣きそうだった甥っ子ですが、しだいに機嫌を取り戻し、ついには一緒にその歌を歌いだしました。

最初は苦肉の策だったのでしょうが、以後、甥っ子はその時に歌ったアンパンマンのマーチを歌うと大抵の場合は機嫌をよくするようになりました。




これだ!この子にも歌を聞かせるのだ!
きっと一緒に泣き止んで歌いだしてハッピーハッピーになるはずだ!


僕はもう今までの僕ではないのだ。


バンドで歌を始めてから、1年くらいたつ。


ライブもやった(友達には、歌とギター以外は良かったと言われた)


ボーカルレッスンにも通った。(一回しか行ってないけど



よし、勇気をだしてアンパンマンのマーチだ!


でも恥ずかしいからなるべく小さい声で歌おうっと。



僕「アンパンマンって知ってるかな?お兄さんアンパンマンのお歌うたえるんだよ。

ゆうきの すずが~♪ リンリ~ンリ

女の子「うわああああああああああああああああああああああああああああああああん




激泣き。




ガッテム!

駄目じゃんアンパンマン!やっぱここは巫女みこナース愛のテーマの方が良かったのか!?



わんわんと泣く女の子。



もう駄目だ。

終わった。完敗だぜ。



その歳で僕をここまで追い詰めるとは、末恐ろしい才能よ。

だが覚えてろ、今回は僕の負けにしておいてやるが、次に会ったときは


女の子「うわああああああああああああああああん(大泣)


ていうか、まじでどうしよう。


ひたすらオロオロして右往左往していると、2階から迷子扱い専門のパートナーさんが降りてきてくれました。

どうやら山本さんが電話で呼び出してくれたようです。



女の子に近づくおばちゃん。


おばちゃん「かわいそうにね、よしよし。怖かったよね。もう大丈夫だからね


そのおばちゃんが女の子に話しかけると、その子も幾分か落ち着きを取り戻します。


おばちゃん「お年はいくつか言えるかな?お母さんはお買い物に行っちゃったのかな?」


女の子はべそをかきながら「四歳……」「お母さんいなくなっちゃったの」などと打ち明けます。

「そうなんだぁ、もう平気だから、怖くないからね」などと相槌を打つおばちゃん。


ボケーーっと突っ立ってその様子を見ていると、


おばちゃん「あらまだいたの?この子はもう大丈夫だから、もう売り場に戻っていいですよ」


僕「え、あ、はい、よろしくお願いします」


テロリストから解放された人質のような扱いを受ける女の子。


いったいおばちゃんは、女の子が何に対して怖がっていると思っていたのでしょうか。


ぼくにはわかりません。





なんだかいろいろ釈然としないながらも、その子を預けて山本さんのところに戻ります。



レジへ戻ると、お客さんが並ぶなか、忙しそうに山本さんが動き回っていました。

どうやらちょっと僕が留守にしてた間に、お客さんがたくさん来てしまったようです。

山本さん「なななな、なにやってたんですかKojiKoji君!お客さんが来て混んで来てるんだから早いところレレレ、レジに入って下さい!


山本さんは忙しくなると突如パニクって混乱する癖があります。
余談ですが、僕とバイトの先輩はこの状態を「加速装置が発動した」なんて言ってます。

加速装置を発動した山本さんは、普段の穏やかさも吹っ飛び、まったく手が付けられなくなります。


僕「何やってたもクソも山本さんが『KojiKoji君行ってくださいよぉ~』って言ったんじゃ……」


山本さん「そ、そんなことししし知りませんよ!!いいから早くレ、レレジ打ってくだgふぁkljsdじょkふじこ



謎の奇声を放つ山本さん。




迷子の女の子よりこっちのオヤジの方があぶねーんじゃねーか



と思う踏んだり蹴ったりな今日この頃でした……。
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この記事に対するコメント

全部読みました、これからも続けてください
【2006/08/06 23:01】 URL | ワロタ #- [ 編集]

ありがとうございます
これからも人としてどうかと思う人生歩むので応援してください(・∀・;)
書き込みありがとうございました!
【2006/08/08 02:29】 URL | Yasa & Koji #tHX44QXM [ 編集]


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