風と共に干からびる
更新状況とか日記
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ねこがねこんだ(2)
~あらすじ~



先生「文化祭の劇……白雪姫。白雪姫役はGさん、そして王子役はKojiKoji!あなたよ!」

KojiKoji「な、なんですってー!?中学一年生にして学校で一番かわいいと噂されるほどの美少女のGさんが姫役と言うのは分かるけれど……」

生徒達「中学一年生にして学校で一番かわいいと噂されるほどの美少女のGさんの相手役があんな冴えないハゲとはね……。KojiKojiにはかわいそうだけどこの劇の主役はもう決まったようなものね……ざわざわ」

KojiKoji「ああ……私なんかが王子になりきることができるのかしら!不安だわ……!」

先生「KojiKoji!あなたの演劇への情熱はその程度だったのですか!!仮面を被るのです!王子の仮面を!!」

KojiKoji「そっ……そうだわ、私は演劇が好き!こんな所で負けていられない!私やります!王子の役を!」

Gさん「うっ……!いまあの子の頭上に王冠が見えた……!練習も始まる前から……あの子は既に王子という役の本質を掴もうとしている……!恐ろしい子……!」



*一部前回と違う箇所があります。参考図書:ガラスの仮面





というわけで。

王子役の決まった僕は大急ぎで自分のクラスへ行きました。

そして早速、一年にして主役級の役をつかんだことをクラスメイトに自ま……報告しに行きました。

賞賛の言葉で溢れかえる教室内。

「え!?まじでKojiKoji文化祭にでるの!?」

「しかも王子様の役で!?あれだろ、ネタだろどうせ

「相手はあのGさんでしょ?あっはっはっは。あたしがGさんなら無理無理無理

「さあさあ、KojiKojiはほっといてクラスの文化祭の準備をしようぜ」

「あ、KojiKoji、暇ならゴミ捨てておいてね。あと人数分のお弁当買ってきて」

ふふふ、やはり、こないだまでクラスのガン細胞のような存在だった僕にも、みんな尊敬の念を禁じえないようです。王子という役の持つオーラは強大なようです。こういうのを虎の威を狩る狐……いやいや、まあそれはおいといて、ひとしきり賛辞をもらったあと、僕は部室へ戻りました。

くかかかかかかか王子のお帰りだぜてめーら お茶でもだせやオラァ!

しかし部室の様子がおかしい。みんな僕にチラッと一瞥をくれては、ひそひそと小声で話し合っています。
「きゃっ、KojiKoji様の到着よー!話しかけてみようよう!」
「はずかしいわ、あなたから先に話してみてよう」
「えーそんなぁきっと近づいただけで赤面しちゃうわああ」
みたいなピンクな雰囲気ではなさそうです。
どちらかというと「うわぁ来ちゃったよあいつ。どうしよう」みたいな感じです。

いったこの短時間の間に何があったのだろうか!?

もしかして、この前友達と一緒にモデルガンのスナイパーライフルスコープで女子更衣室を覗こうとしていた行為がバレたのか!?

それとも折りたたみ式の手鏡を上履きにしこんで女子のスカートを覗こうとしていた方か!?

いや、大丈夫……!ライフルのスコープも手鏡も指紋は拭き取ってある!証拠はないはずだッ!問題ないッ!ノープロブレム!



しかしその時おきていたのは、どちらの予想も裏切る最悪の事態でした。



「実はねKojiKoji君、すごく言いにくいことなんだけど……」

「え、な、なんですか先生」

「実は……三年生のH君が、今回の劇でやる役が無くなっちゃったのよ」

「はぁ……H先輩は部長なのに……それはちょっとあんまりですね」

「そうなの。それに三年生は今年で卒業で、受験勉強もあるし、最後の劇だからね。どうしても出してあげたいのよ」

「そうですね!僕もそう思います!」

「それでね、今回の劇で一年生で役を持っているのはKojiKoji君とGさんだけなのよ。Gさんの役は白雪姫だから、女の子しかできないけど……その、言いにくいんだけどね」

「そうですね、最後の晴れ舞台が女装っていうのもまたアレですしね……って、もしかして……」

ふと窓際を見ると、H先輩がどんよりと土気色した顔で、外を眺めています。
確実にやばい表情です。今彼の写真を撮ったら、確実にエクトプラズムでも写ると思います。

そこまで来て、鈍感な僕もやっと、先生の言わんとしている事に気が付きました。

「あ、あはは、いいですよ!僕は!まだ来年も再来年もありますし!大体一年生で王子っていうのも出来すぎですしね!あははは!」

「そう?ごめんねKojiKoji君……。じゃあ王子の役は、今回はH君に回すわね」

がっくり……。残念ですがしょうがありません。このままだとH先輩があまりにも気の毒すぎる。
いいんだ、王子じゃなくたって。演劇というのは主役や脇役、様々なキャラクターあって成り立つもの。
いうなれば皆が主役なんだ!どんな形でも、劇に加われればそれでいいのだ。うんうん!





「というわけで、KojiKoji君!今年は黒子いうことで頑張ってね!じゃあ!」








黒子かよっ!





そりゃないぜ先生……。脇役にも程がある



まあしょうがないかぁ。もうみんな役が決まっちゃってるしね。

部室を後にして、トボトボと自分のクラスへ戻りました。

するとクラスの連中が集まってきます。

ああ、みんなに言わなきゃ。王子様の役は駄目になったよ、って。

生徒A「よー!KojiKoji。お前王子の役やるんだって?すげーじゃん!」

僕「え、あ、それはその」

嬉しそうに満面の笑みで迎え出る友人A。

A「いやー、俺お前ならいつかやってくれると思ってたよ!」

B「俺も俺も!」

僕「いや、その……実は今回は先輩に……

C「文化祭楽しみだわー。絶対見に行くからね!」

ううう、心が痛む。

B「しかも相手はあのGさんなんだろ!?うらやましいな」

僕「ま、まあね、やっぱかわいいよねGさん

A「すげー!白雪姫って最後にキスシーンがあったよな!あれほんとにやるのか?」

僕「ま、まぁ……それは文化祭までのお楽しみってところかな!うんうん

B「おー言うじゃねえかKojiKoji!」

C「そのままGさんに告っちゃいなよー!だいじょーぶだってKojiKojiならー。最悪ネタにはなるし

僕「まあそうだね、僕にかかったらたとえGさん……いや、Gだろうと、赤子の手を捻るようなものかな!はははは!」

A「言うねえ、さすが!」

B「いよっ!千両役者!」

僕「ははは、よせよ、劇はまだ始まってもいないんだ。いや違うな……、今始まったんだ。白雪姫という名の恋のストーリーが……僕たちの心の中でね!

B「わははは!」

A「ゲラゲラゲラ!」

僕「じゃあ僕は劇の訓練があるから、もう行くね。失敬

B「こんな時期からもう練習か!がんばれよー!」









……。

ついに言えなかった。

今からでも言っておくか!?

「実は王子はクビになってしまったんだ!代わりと言っちゃあなんだが、真っ黒な服を着て舞台の大道具を目にも見えぬ速さで撤去する闇のエキスパート、黒子をやることになったよ!まぁゲームで言うアサシンみたいなものさ!あっはっは!」

とか。

いや、駄目だ。何がアサシンだよ。いくら僕の知り合いにはアホが多いとはいえ、そんな言葉で納得するなんてありえない。漫画じゃないんだし……。





うぐぐ……どうしよう……。





……まあいっか。

文化祭まで3ヶ月あるし、そんくらい経てば忘れてるだろ。バカばっかりだし

うんそうだ、きっとそうに違いない!

よし、そうと決まったら部室で漫画でも書いてよーっと!

今にして思えば、小学生並みに自分本位で都合のいい思考です。もうほんとあれですね、バカは死ななきゃ直らないんでしょうね。



まあそんなわけで……能天気にボケーっと構え……一週間、二週間が経ち……







ついにクラスの全員に真相を話せないまま、



三ヵ月後、ついに文化祭当日がやってきたのです。











書いてて眠くなってきたので続く
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ハケンの品格 ネタバレ&あらすじ

ハケンの品格 ネタバレ&あらすじ ハケンの品格 ネタバレ&あらすじ【2007/02/16 05:36】

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